Re:居残特訓
前回の沢釣行で見事ボウズとなり、懲罰としてTTCで５尾釣り上げてから帰ることを課せられたワシと狂次さん。
結果は、狂次さん、ツヌケの１０尾。ワシ、反則の１尾のみ。
うわぁ、なんですかこの大きな差は! 野球でいう５回コールド。ラグビーでいう１０９対０。まごうことなき圧倒的敗北!
ノルマもクリアできないまま空しく散ったあの日。
さらに翌週には横浜NさんもTTCでヤマメを上げたらしい。
だめだ、このままでは。ワシもなんとか続かなくては…
というわけで今日はとりあえずノルマを達成する為、急遽TTCへのりこんでみることにする。
霧深い早朝の和尚前。本日ノ天候曇時々小雨気配ナリ。
釣り場１番乗りかと思いきや、先に着いていたのは品川のK隊長。
事情を説明すると、ではまずは正確なキャストを行う為にもラインの長さを確認しようということになった。
渓愚スペシャルは3.2m。テーパーラインのミディは3.3mに切り詰めてあった。竿長+10cmなら許容範囲、合格点をもらう。
続いて毛鉤。最初は見やすい大きめのカディス、色は黒がよい、ということになり早速毛鉤をハリスに結びつけると大淵へ移動。いざっと投入するとすぐさまカッとアタリがあり、さいさきよく１尾目をゲットした。
落ち着く間もなく岬、小橋へ。ここでは１回ずつ魚がかかったがバレてしまう。
しばらくトライした後、１時間が経過したところで第１Ｒ終了。
適度に休憩を挟みいろいろ作戦を練った方がよい、と軍師Eさんに諭され管理棟へと戻る。
茶を飲みながら考える。
白のドライ、それでダメならウェットへシフトすべしと結論が出たので、川へ戻ると今度は白カディスと黒ウェットで同じ所を回る。が小橋で１回アタリがあったのみ(バレ)。
魚になかなか上向く様子がないので、途中からターゲットを水面下に絞ってみることにする。
選んだのは白の剣羽根ゼンマイ胴。これで果たしていけるかどうか。早速放り込んだところ、小橋の脇の反転流の中、毛鉤が水に馴染んで沈んでいくところでアタリが続いた(しかし４連続バラシ)。
途中下流域の整備から戻ってきた軍師Eさんと一緒になり、また休んで作戦を練ったほうが集中力も場のスレも回復してよいとアドバイスを受け再び管理棟へ。
釣り場でどっかりと腰をおろしてしまうのもよくないらしい。いざ魚がきたときに座っている分あわせきれない(これは確かに実感！)ので、そのくらいなら休んだほうが釣果が良くなるようだ。
さてさて。この先どうしたものか。
剣羽根にアタリがきてるのはわかってきたのでこのままでもなんとかなりそうではある。ただどうもバレ続けているのが気にかかった。使った鉤があってなかったのではないか？ 自作なだけにイマイチ自信がない…
確実な釣果を期待できそうな毛鉤…
しばらく考え込んだところでアッと脳裏に閃光が走る。
ー江夏大先生!ー
ここしばらく使ってなかったが、困ったときに確実な成果をあげるにはやはり彼にすがるのが１番。
第３Ｒはリリーフエースのビーズヘッドニンフ(江夏)大先生。彼に登板して頑張ってもらったところ、小橋脇であっさり３連発しそのままお昼になった。
昼食を３０分で済ませ、今度は岬へ。
底のほうでは大きいのも動いている。
ー先生、次はヤツをたのんますー
次第に強欲になるとくじろう。
底に潜むビッグボスの鼻の先めがけて、BH江夏をひたすら沈めていく。
結果ビッグボスにはそっぽを向かれたが、虹鱒を４連発。
計８尾になったところで１３時半となり釣り終了。ツヌケまで後２匹、１７時まで頑張ればいける？とも考えたが、今夜は友人と食事の約束があるので早めに切り上げ。
雨も本降りになりそうなので挨拶をして、バイクのエンジンをかけ出発。
吉野街道、奥多摩街道とひた走り、新奥多摩街道と合流、立川へ向け南下している最中に、いきなり前タイヤが破裂！
制御を失った前ハンドルが左右に激しく暴れる！
ひぃぃっ！
なんとかこけずに済んだが…
昨日のバイク屋、タイヤ交換し忘れたから来週にしてくれとか言ってたな、あの野郎！
あやうく昇天しかけたぞ…
さすがに怒りがこみあげてきた。
目の前にあったガソリンスタンドの店員さんにヘルプを求めたところ、２，３ｋｍ先にレッドバロンという中古バイクショップがあるらしい。
とりあえずハザード出しながらゆっくりと店舗に向かって進む。時速１０ｋｍ程度。
１６号との交差を超えたところでようやく確認。あれか。
いやはや助かった…
タイヤは取り寄せになってしまうようだが、修理可能とのこと。
ありがとうレッドバロン昭島店の人、最高！ 昭島いい人多し！
夜の飲み会は出れそうにないし、ここんとこほんとツイてない！
移動手段を失ってしまったのもイタイし。
雨の中帰路を求めてさまよい歩く。
で、駅はどっちなんだろう。今夜中に家に辿り着けれるんだろうか…
残５８尾。
