フライタイイング教室

て。釣り初心者のワシが吉田毛鉤会入会にあたり自主的に設定させてもらった「見習中」の称号。
「見習中」を脱出するには、渓流、または渓流型の管理釣り場で、テンカラ竿によりヤマメ、イワナを100尾釣る必要がある(ただし東京トラウトカントリー(TTC)での釣りに限って虹鱒もカウントに含めてよい。ポンドは一切不可)。期限のほうも当初は1年以内ということであったのだが、延ばしに延ばして貰って今度の2月末ということになっている。

期限まであと7週間。というか、あと7回の週末。教室やら勉強会のある時は当然釣り人が多くなり、(
これがまた猛者揃いであるから)釣果もガタッと落ちるので訪問する日をうまく見定めないと、これはなかなかカウントが減らないに違いないのである。

今日はフライタイイング教室の開催日ではあるが、その分てんから組がいないから存外戦えるんではないか? 昨晩からいろいろ悩んだ結果、早朝目覚めたワシはバイクにまたがりTTCに向かうことにした。

しかし走ってみてわかったが今朝の寒さは鬼のよう。風もなかなかに強く、頬や手はともかく耳が冷たすぎて中耳炎にでもなりそうな痛みなので、ワシは早々にバイクを断念し四谷の交差点から月極駐輪場を借りている神田まで1度引き返し、そこから電車に乗る。

ホリデー快速1号で到着した奥多摩からはタクシーを使い、結局TTCに到着したのは午前9時過ぎ。
で、メインストリームを見るなり、人の山に茫然とする。

こんな早くからK隊長と専属運転手さんが最前線で爆釣中!
さらにルアー組、ボルダー組もがっつりでまるで戦場のよう…

2階に上がり座敷の襖を開けるや、またとどめをさされたかのような唖然のオールスターキャスト。
激しい盛況ぶり…

…ワシ、今日はボーズあがりかもしれん(涙

教室のほうは宮崎先生の毛鉤作成実演「スペントスピナー」編がちょうど終わってしまったところだったので、しかたなく1人講義に関係のないタングステンBH毛鉤をガツガツ巻いていく。
ピーコック版とマラブー版。ピーコックは表裏を注意しながら巻くと綺麗になるようだ。
王妃さまからは尾のところにティンセルを入れたほうがいいとアドバイスを受け、宮崎先生からは「受講生の中で今日1番釣果のあった人に授業で使ったモデル毛鉤をさしあげましょう」とアナウンス。
ここまでで、はやお昼近くになってしまった。

少しでも暖かいうちにと昼食を後回しにし、そのままストリームに出るとなんとか2尾ほど釣果あり。

しかし代償に竿先をやってしまう。

昼食をとって1度落ち着いた後、予備竿として持っていた渓愚スペシャルで岬と深瀬にトライ。

ショットをうてない(禁止の為)ので今日はその分重く巻きなおした毛鉤を使う。
タングステンBH(1/8")+ワイヤ+重針軸(TMC 3761SP-BL #14)。それでも岬の先の激流にはまだ少し軽い感じ。半往復分ワイヤ増やしたほうがいいかも。

きっちり大物も釣り上げた宮崎先生。

結局岬で2尾。深瀬で2尾追加の計6尾。
本日の教室参加者による宮崎毛鉤争奪カップトップ賞を獲得! うしし!

これで吉田毛鉤製紅白毛鉤と合わせて、将棋でいう飛車角、まるで伏龍と鳳雛をダブルゲットしたような高揚感である!

帰りも千葉のGさん、雑木姫さま、ご友人御一行に奥多摩駅まで送って頂き(ありがとうございます!)、タングステンBHとティンセルを補充する為、新宿サンスイへの帰路を急ぐ。

土日のサンスイ閉店時間は夜19時だそうだ。間にあうのだろうか…
竿の補習やら毛鉤巻きやら、今夜もなんだか忙しくなりそうである。

マイナス6尾で残り17尾。