本仁田山

昨秋、高水三山へ登った時に、ワシの体力がついていかず同行された方々に多大な負担がかかってしまった。
とりわけ秋山郷さんには、ワシの荷物を担いで頂くというなんとも恥ずかしい感じになってしまったので(↓その時の図)、今週末は、せめて人様についていけるよう、もう少し鍛えなおしてみようと山に登ってみることにした。

ターゲットに選んだのは、あのいつぞや苦しんだ記憶のあるコブタカ山、そしてその先にある本仁田山。さらに今回は途中の大根の山の神(標高660m)まで…

車でワープ(朝寝坊してしまいました)を画策! しかし昨夜は雪が降ったのか新雪の跡が想定外… 相当慎重にいかざるを得ない展開(これからの季節はチェーン必須!)。

結局10:20に下図「1」から登山開始。

今回のルート。

前回コブタカ山の時と違い、今回は暑くないのでバテ方が遅い。ワシにしてはわりとサクサクといきます。

10:45 コブタカ山、大ダワ分岐点を通過。

ワリと順調かと思いきや、進んでいくうちに道筋がビミョーにしょっぱくなってきてしまい、ルートを外れてしまったことに気づく。
スマホGPS地図アプリで確認するとどうやら登山道の南側に逸れてしまっている模様。20歩程戻ったところで、面倒になってしまい正規ルート目指して杉林の中を北側にトラバース。(「2」)

正規ルートに復帰。

しばらく行くとなんとも懐かしい風景が。(「3」)
前回の訪問ではコブタカ山の頂上に到達した頃から急に雲行きが悪くなり雷が鳴り出してしまった。
なんとか尾根筋からの脱出を考えたのだが、よくわからん場所に迷い込むワケにもいかず、結局30分程慌てて下ったこの地点で雷に追いつかれてしまったので、しかたなくここで雨宿り。大変怖い思いをしたが貴重な体験になった。

11:15 守ってもらったその時の大木に、まずは謝辞を伝える。

11:40 一段上の本尾根に。この辺りは防火帯にしているのか、ここからコブタカ山頂まで木がない。

標高も1000mを超え、だいぶ雪が散見するようになった。

右側のコブタカ山経由で左の本仁田山を目指します。

最後の急登。

東方面を振り返る。

12:03 ようやく…

コブタカ山頂上へ。リミットを12:30に設定していたのでかなり順調。
小休止の後、そのまま本仁田山へ向けて歩き出す。

ここらは北斜面で残雪も1cmほど。もう1回雨雪が降ってしまったらキビシー感じ。雪はルートの踏跡も消してしまうだろうし、これは恐ろしいなぁ。

12:38 本仁田山山頂(標高1224m)到着! 「4」

視界は東方面側がひらけています。風が強いせいかだいぶ寒いですが。
ご褒美のチョコーレートで休憩。

13:00 出発。川乗山方面はあまりよく見えず。

13:20 コブタカ山まで戻る。

ここも東北側はひらけています。

はぁー、これを下るんかぁ。滑らないかな…

ちょっとキビシーんではないかと覚悟してたのだが、今回結局大活躍だったのは…

この2本のトレッキングポール。登りでは体力の減りが明らかに軽減してるし、下りでは膝の負荷が激減する他、スパイクの役目もしてくれて本当にありがたかった。残念ながらせっかくついてる一脚機能はあまり使う機会がないので、いっそ3本集めて三脚にコンボできるようなもんだと、なかなかいいんじゃないかと。
中に釣竿が入るようだと、これはもう言うことなし! 買ってさしあげちゃいます。

そんなことを一人考えながら山を下る (コブタカ山山頂〜大根の山の神 60min)。

帰り際、TOKYOトラウトカントリーに寄るとこんな告知もありましたよ。