フライ教室6回目
前回東京トラウトカントリーまで原付バイクで行ってみたところ、一般道でも流れさえよければそれほど時間はかからなそう、ってなことがわかったので今回もバイクで行ってみる。
出発(05:10)-岩本町交差点(05:20)-新宿駅大ガード下(05:35)-調布(05:55)-府中(06:10(休憩5分))-東京トラウトカントリー到着(07:10)。
車の少ない早朝出発ならほぼ2時間。これなら電車より速い。雨天でなければ有効な手段になりそうだ。
さて受付に到着すると、机の上にバンブーロッド他「宮崎ロッド」製フライセット一式が並べられている。
専属運転手さんから王妃への誕生日プレゼントだそうだ。これはきばりましたな。
これは格が違うですな!
今日のフライ教室に参加した生徒は吉田毛鉤会からの王妃さま、ワシ含め8名。
最初の30分程はテレビモニタを使った座学講習。
釣り場でのポイント、キャスティング(リフト、バックキャスト、フォワードキャスト、プレゼンテーション)、寄せ方についての解説。
バックキャスト、フォワードキャスト時に竿が倒れ過ぎないよう注意してくださいとのこと。
サムオントップで握ると倒れやすいので、力に自信がない時はVグリップで握って腕の部分をストッパーがわりにするのも良い。
引くときに肘をあげってしまって、フォワード時に肘をおろす。その高さの差分がループ幅となることを意識する。
やる気まんまんになってきたところでポンドへ出てキャスティング練習。天気も良く実に気持ちが良い。
肘を上げ下げしながら試行錯誤。調子に乗ってついついラインを出し過ぎてしまう。
受講生それぞれに対して先生からアドバイスが入る。
1時間程練習してから下の川へ降りてデモ演習。渓流域ではストーキングが大事。また立つのと座るのとでは明らかに釣果に差が出るのでしっかり隠れること。
攻めるのは手前(の岸)から。着水地点から十分離れてうつ。熱心に聞き入る生徒さんたち。
ストーキングしながらキャストする宮崎先生。
デモが終わると昼までフリータイムとなる。
橋のところで練習した後、岬で粘ったらなんとか1匹出た。
他の生徒さん方も苦労しながらポツポツ釣りあげたようだが、見てるとやはり品川のK隊長や専属運転手さんが多く釣ってるようだ。
昼食時には他の生徒の方から「あのテンカラの達人は凄い。やすやすと釣ってますね」と声があがっていた。
午後からは上流を攻めてみる。
朝聞いた感じでは、まずK隊長。少し置いてMKさんが入っていくということだったので、昼からだともうペンペン草はおろか草木1本残ってないんじゃないか…
テンカラで届かなそうな所は…
淵の奥くらいしかない。奥のほうまで進んでいくとようやく大き目の淵を発見。
アンダーハンドで水面すれすれをピシーッと投げれるようになったら楽しいだろうなぁ。
水中を見るとやまめが見える。試しに毛鉤を流したが、まったく反応がない。
(こいつがMKさんがすれ違う際に言ってたやつだな…)
あたりなしなのでそのままホール練習に切り替える。
シャー、シャーと前後にラインが飛んでる中、タイミング合わせてホールをいれる。
が、ダブルホールになるともうぐちゃぐちゃ…
ハリスを3回切り出しなおすハメに。
2時間程そんなこんなを繰り返した後、ロープを伝い、川沿いの道に出る。
メインストリームへとゆっくり道を下っていく途中、今度は専属運転手さんが攻め上がって行くのが見えた。
(後で聞いたところ、竿抜けしてたとこで1匹きたらしい)
もう1匹釣りたいなと、メインストリームでもう少し頑張ってみる。
岬の上から、毛鉤を落として反転流の中をくるくるまわしていると、毛鉤が水に馴染んで沈んできたところで、水底で魚が大きく反転する姿が!
慌ててラインをひっぱると、遂に岬のビッグボスが!
買ったばかりの竿をやられてしまわないように、曲がり具合を確認しながらラインを引っ張る。
1回、2回、3回…
寄せきった!
しかし…
この先どうすればいいんだ…
岬の大岩の上に引っ張りあげるのか? そんなんしたら竿折れるぞ。
うーん…
と一瞬油断した途端、ビッグボスがツツーッと凄い勢いで水中を走り、大岩とその手前の小岩の間に身を潜め隠れてしまった。
アチャー… やってしまった。
まだバレてはいない。バレちゃいないけど、こうなるとやっかいだぞ。
どうしたもんかねと管理棟のほうを見ると、受講生の方が大きなタモを持ってこちらに向かおうとしている。
ヘルプありならなんとかなるかも!
とりあえず竿を折られるのは勘弁! なのでティペットの部分を手で掴み、ビッグボスを岩の間からゆっくり引き出そうとした瞬間
プチッ
とハリス逝く…
これは面白い! ということで、そこからは宮崎先生と交替でビッグボス釣り上げ勝負を開始したが、1ターンが終了したところで雨が降ってきてノーサイドになってしまった。
今月は生業のほうのトラブルでかなり参っていたので、いい心のリハビリとなった。そんな1日。