代表誕生会@シャロムの森

誕生日をシャロムの森で
吉田代表のその一言が契機となり今週末集まった吉田毛鉤会メンバー。
土曜日組のからふる王国ご夫妻、連日参戦の横浜Nさん、きょ→じさん
日曜日組のGさん、雑木姫さん、宴のTさん、吉田代表、ワシ。
そして参戦未定の万年さん。

いつも静寂のシャロムの森がなんか凄いことになってしまったのである。

それにしても現場に女性がいると雰囲気が華やいで実にいいですなぁ。

んで早速、ふところ深いシャロムの中の配分打ち合わせの結果、ワシはR5担当ということになり、宴のTさん、吉田代表とともにR3の入渓点脇までいっしょに車で入る。

吉田毛鉤会代表。今回は手に入れたばかりの「せきれい」の調子を試してみるとのこと。
R3を攻略しに沢へ入っていく。

いつもスマートにオシャレな宴のTさん。こちらはR4入渓点でお別れ。

一人残ったワシはそのまま林道をR5目指してあがっていく。
R4の中間地点くらいにある橋を一つ超えると、小さい瀬と微妙な深さの淵が入り交じった渓相になる。林道からの距離、高さもあまりなくなってくる。

前回の訪問では確かここまで来て引き返したはず。

脇を見ると川の中に張られたロープにR5の目印がかかっているのを発見。
なるほど。ここがトライバルエリアの入口だったのか。
用心で左手に持っていた熊スプレーを脇の下に挟んで、んでは仕掛けの準備…
と思った瞬間プシューッと凄い音とともに熊スプレーが逆噴射。

わわっわ…
噴出口に近づき過ぎていたのか上着の右袖部分が液体でビショビショ濡れている。
そしてワンテンポ遅れて強烈な刺激臭と痛みが!
慌てて沢に降りて手と顔を洗った途端、こんどは顔中がヒリヒリする!

熊スプレーを浴びたのは初めてだが、こんなに凄いもんだったとはよ…
数時間遅れでここを通過した宴のTさんをして、凄い臭いだった、と言わしめる強烈な効果を放つこのスプレー。取り扱いには厳重な注意が必要である。

さてポイントのほう。
様子を見ながら林道から直接毛鉤を入れてみると、3箇所程チャンスがあったが、残念ながら全て毛鉤(白カディス)を見切られる。

これまでここシャロムの夕暮れ時にLR分岐にある橋の上から何回か提灯釣りのようなことをしてきて、どうも空中にある毛鉤に対しては魚から見ると若干視認性が悪くなってるんではないかとそう感じるようになってきたワシ。

そうでないと、空中にある毛鉤に対してはあんなに追いにくるのに、着水した瞬間見切って離れていってしまうというあの現象の説明がつかないんだよな…
というわけで今日はハックルを多めにして水面から浮いてツンツンするような新カディスを放り込んで見たのだが…
これだけ見切られるとなると原因はソコではないのだなぁ…

それにしてもこうなると厳しいんだよね、どうにも。

あきらめて先にあった橋を渡ってしばらく上流へ進むと途中R6の目印。10時10分に通過。

さらにもう1つ先の橋も渡ると…

3連土管が見えてくる。
…って、遡行終わっちゃったじゃないか!

…いえいえ。土管のところを左に折れながら林道沿いをあがって行くと…

実は一気に陽当りがよくなるようなのだ、シャロムは。
(右だとR6後半、左だとL5〜の辺り)

細い川筋なので乾季には干上がってしまいそうなんではあるが、眺めてると暖かそうではあるので活性高いんではないかと判断。
ただしトライバルエリアになるともういつ何が出てきてもおかしくないし、実際何かあっても助けて貰えないので、まずは少なくとも林道から見える範囲で釣りをしようと慎重に沢へと降りていく。
(攻める際は全て your own risk で)

で、ついに大木一本挟んだ向う側にのんびり佇む岩魚を発見!
うまく懐に潜りこんだ!
落ち着け。落ち着くんだ、とくじろう。

大木の陰で毛鉤もパラシュートに交換。
落ち着いてから毛鉤を岩魚の前に落とす。
3…2…1…

バシャッ

ときたところで、早アワセしてしまい痛恨の空振り!
(後で聞いたところ、岩魚は毛鉤をくわえるのをしっかり見届けてからでもアワセは十分とのこと)
とくじろうの春」再現ならず。
時刻を確認したところ11時20分を超えていたのでホイッスルを吹きながら慌てて林道を下る。
(途中宴のTさんを追い越してしまった模様。すみません)

代表、宴のTさんとともに受付のログハウスへと戻り皆で昼食をとりながら皆で釣果を確認。
千葉のGさん、なんと山女魚8尾釣り上げたと!
流れのないところは見切られたので、あえて流れのあるところにCDCを流したそうである。
非常に参考になるなぁ!
横浜Nさんも山女魚6尾とか。皆凄いな…

と、辺りの写真を撮っていたら熊スプレーを落としてしまい、再び誤射!
皆の顰蹙を買う(ホントスイマセン)とくじろう。

なんとか落ち着いたところで…

おめでとうございます! と、明るくメッセージを読み上げる雑木姫さん。
そう。今日は吉田代表の53回目の誕生日である。

ケーキの贈呈であります。
なになに…
「いつくになっても毛バリに迷う。だから面白い」 む? …い・つ・く?

ケーキを切り分けおいしく頂きました。きょ→じさんの粋な計らい。

集合写真でも撮りましょうと雑木姫さんにレクチャーする代表。

皆さま実に爽やかな笑顔の集いであります。

と突然現れた万年さん。単身赴任先から2時間かけはせ参じたそうである。
集合写真にはタッチの差で間に合わなかったがケーキは無事ゲット。
先週といい、今週といい、沢釣りへの強い愛情が感じられる方である。

さて。午後からは午前中のリベンジの為再入渓。
宴のTさんはL2。万年さんはR3へ入った模様。

ワシは代表にコツを教えてもらう為、代表と2人でL4へ。
時間がないので1チャンスであるが…

渓流へと降りていく代表。ワシは上から観察である。

さぐりを入れ…

なんなく山女魚を釣り上げた。

カメラを背負いながらなんで結構キツいはずなんだが…

コツはしっかりキャストのできる位置に立つこと。
思い切って水の中に足場を作ってしまったほうが、キャストがしやすくなることも多い。

ハリもシャロムのような所ではささりのいいものを使い、まずは1尾釣ってしまってメンタルに負荷をかけないようにもっていくことが肝要とのこと。

「いくつになっても毛バリに迷う。だから面白い」
 吉田毛鉤会代表 吉田孝