毛鉤ケース改修

思い切って大きめのレンズに交換。あえてオウトツのあるタイプにすることで立体感を出してみました。
ティエスケイTK-55Pというのがアクリルの割りに傷がつきにくく気に入りました。これだけの大きさがあれば中の毛鉤群も一通り見れるのでいいのではないかと。透明感も高いです。

念のためレンズ、LEDも交換できるように裏側からネジで止めるように仕様変更。直径1.5mmのネジを西川電子で調達しました。
クリッパーも蓋側にホールドします(木の裏側に強力なネオジウム磁石が入っています)。TIEMO、SHIMANOのが入りました。C&Fの3-in-1クリッパーは…
入ると最強なのですが、どうだろう、持ってないのでよくわかりません。
クリッパーホルダーの下がボタン電池格納庫です。

電池格納庫の左側はサイドからトンネルを掘り、木製スイッチをとりつけました。蓋を閉じたままでも電源のオンオフ切り替えが可能になりました。


スイッチの位置を何回か調整するうちに一度割ってしまいました。ネジも閉めすぎて木材にひびが入っています。
LEDの配線には超極細リード線を使いましたが、これは丁度良い細さで扱いやすいです。
丁番はスガツネの円筒丁番BHの104型というのを2個入れています。
外見は綺麗になりますが、癖があり取りつけはなかなかに難しいです。
まず直径10mmの穴を掘り、深さ11.25mmの位置に正確に取りつける必要があります。これより浅いと蓋が閉まりきらず、深いと180度の蓋開閉ができません。また仕様を見る限り、穴の端の位置は外辺から2mm以内である必要もあります。
作成した毛鉤ケースも90度までしか開かず、丁番に近い一番奥の収納スペースはたいへん使いづらいものになってしまいました。いずれ廃止してストラップとの連結パーツでも組み込む予定です。

これだけでかけりゃハリ穴も通せるじゃろう。

苦労はしますが、レンズ角度を調整、維持できるのはこの丁番ならではです。

問題はLEDの電圧です。LEDの必要電圧3.1Vに対してボタン電池CR2032の電圧は3.0V。圧が足りず、あたかも田舎の安宿のトイレの裸電球のように灯りが消えてしまうことしばし。なかなか難しいもんですね。

底部にもネオジウム磁石を8個入れ、地面に落ちた毛鉤を回収しやすくしました。薄さ1mmのものでも十分に強力です。

塗装も強度をあげる為、木固めエース3回、ストロンTXL CP-Z目詰めシーラー2回、ストロンTXL921サンジング2回、AFタフハード1回に増やしています。ストロンTXLは乾燥が速くて良いですが、臭いがきつく咳き込むことがあるので注意が必要です。

サンディングのコツが身につけば塗装レベルももう少しあがるのでないかと期待しています。