谷川岳

金曜夜会社から帰宅する。明日の予報は晴、それも快晴。
明日こそは中途半端になっていた両神山の山頂目指して頑張ろうとTVを点け、準備にとりかかろうとしたその矢先、ニュースで谷川岳の紅葉が見頃だとの話。
そういえばこの時期は天神平で星空鑑賞会をやっていたはず。早速調べてみると、開催は明日土曜の夜6時半から。ワシは星空撮影もまだ納得いくもんが撮れてないので、これも行ってみたいんだよなァ。

移動を考えると遅くとも明日夕方16:00までに両神山〜登山口に日帰りピストン。からのドライブ天神平。
うーん… それはさすがに無理じゃね?
日曜日の予報は晴れ後曇り。一番にやりたいことを土曜に持ってくるべきとすると…

いろいろと考えをめぐらせてみた結果、土曜日の標的を天神平にするのがいいんでは、という方向になる。もうすでに夜0時を過ぎてますが…

「昼間は谷川岳に登り、夜は天神平で鑑賞会」
これは我ながらなかなかに素敵な感じがしてきたので、両神山体力増強トレーニングは天気と体調の回復次第でまた明日の夜判断しようということにし、夜半、群馬県の水上に向けて出発する。この時期の谷川岳ロープウェイ確か駐車場待ちが酷かったはず。
逸る気持ちを落ち着かせながら関越道をひた走り下牧PAまできて休憩。午前4時の夜空にはオリオン座と沈みかかった月。もう冬も近いのだなと星空を眺めているうち、いつの間にやら猛烈な眠気とともに…

目覚めたら午前6時半を過ぎていた。トイレを済ませて再出発。天神平行のロープウェイ乗り場(谷川岳ベースプラザ)に着いたのは7時15分。歩いて5分くらい手前のところに町営駐車場もあったがこちらは既に8割がた埋まっていた。既に凄い車の数!
今夜の星空鑑賞会で写真を撮影するには、谷川岳に登った後、三脚を取りに一度駐車場まで戻ってこないといけないので、駐車場はロープウェイ乗り場に併設の有料のほうを選択。
チケット購入に15分程並んでようやくロープウェイに乗り…

天神平からはさらにリフト(別料金)で上へ。

トレッキングポールを伸ばし最終準備完了。8時50分山頂へ向けていざ出発。

10分程歩くとリフト使わない派(天神平から歩いて上がってくる人)との合流地点に到達。
実にいい天気!

危なくはないですが岩場あります。要手袋。
ワシは登り始めてすぐに暑くなってしまったので、半ズボン、タイツスタイルになりました。フリースも脱いでザックの中へ。

人が多いのでゆっくり写真撮りながら進みます。

追い越せるところもあまり多くありません。どスローのワシには実に心地よいペース。


1時間程歩くとだいぶひらけてきた。

10時50分(出発から2時間)。頂上手前の肩の小屋で休憩。

トマの耳手前から見下ろす肩の小屋。転がり落ちていきたい衝動が…

登頂後、もう一方のオキの耳へ向かってみる。

この辺りからの眺めは素晴らしいです。

振り返り西黒尾根方面。美しい!でもあんなとこ登るのはまだだいぶ体力つけてからでないと無理だな…

トマの耳方面。こちら(オキの耳)側からの人と、天神尾根方面から登ってくる人が延々と連なっています。

下方に天神平。

オキの耳の先の奥の院まで進む。切れ落ち方が凄い。これは滑ったら助からないね。

めでたく登頂に成功したので帰り支度。下りも予想通り渋滞続きとなりました。ロープウェイから流れてくるファミリー層も多いのでこれはしかたない。互いに励ましあいながら降ります。

昼も過ぎ空気も霞んでしまいました。

いつの間にかすっかり秋ですな。

午後2時20分。無事ロープウェイ乗り場まで降りてきました。所要計5時間30分。

ロープウェイに乗り、一度下まで降りた後、昼食、仮眠。夜7時前、三脚担いでロープウェイで再び天神平へ。
星景写真撮影の練習に、と考えながら現場に到着してみると、今宵はなんと満月前夜。月明りがあまりに鮮やかすぎて笑ってしまった。

ピント合わせやら、赤道儀の極軸合わせのよい練習にはなったが、天の川はちょっと無理。
次来るときは月齢もしっかりチェックしてからにしようと戒めながらロープウェイで駐車場まで戻る。幸い疲労度はゼロ。
明日は予定通り両神山チャレンジに決定。奥秩父の登山口へ向けて出立す。