快晴の日の夜には
先週末は天気悪く、楽しみにしていた天神平の星空観賞会も中止になってしまったので、今週末はそのリベンジに群馬県の水上に。
金曜深夜に自宅を出発。途中関越の上里SAで2時間程仮眠した後、水上インターで高速を降り、天神平手前の無料駐車場へ。今年の星空観賞会はもう全て終わってしまったらしいので、今日は一ノ倉沢の出合いのほうに進み、そちらでトライすることにする。
準備をして出発。ロープウェイ乗り場を超え、国道を先に進む。10分程で西黒尾根登山口との分岐。もう少し体力がついたらここもトライしてみたい。
湯檜曽川沿いの対岸方面。
途中マチガ沢から。紅葉終わりかけ。Orz
上のほうは薄く雪被ってますね。
ようやく到着!
「一ノ倉は、利根沼田森林管理署が管理している国有林です。
当地方の方言で岩や岩壁のことを「クラ」と呼んでいますが、この岩場は、世界でも最も登攀の困難な岸壁の一つに数えられ(グレード6級)、日本アルプスの剣岳、穂高岳とともに日本三大岩場として知られており、谷川連峰随一の岩場であるところから「一ノ倉」と名付けられています。皆様に自然を楽しんでいただくため、この地域一帯を
レクリェーションの森:一ノ倉・マチガ沢風景林
に指定しています。どうぞ存分にこの大自然を満喫されますように!!」
衝立岩が激しすぎ。何百メートルあるんだろう。日本3大岩場の一つだそうで。こんなとこよう登りますなぁ。
看板を見ると、各部に名前がついてるようで、見入ってしまった。
道はまだ続いている模様。「芝倉沢では、深山幽谷の絶景が待っています。お楽しみ下さい!!」とまで言われてしまうと見ないわけにはいかない。
一ノ倉沢周辺の写真散策、まったりと昼食をとった後、先へ進んでみることに。
陽が当たらなくなると急に淋しい感じに。ワシも熊スプレーの安全ロックを外して臨戦態勢で進みます。
陽が当たるのはもっと早い時間の模様。ここから谷川岳へ向けて上がって行くルートを中芝新道というらしいが注意書きあり。
「中芝新道は登山道下部が崩壊していて大変危険です。一般コースとしては不向きですので、ベテラン、上級者以外の方は通行を控えてください」
一ノ倉沢の出合いに戻る。ホッとしたら眠くなってきたので、超防寒装備に着替えベンチに横たわり仮眠をとっていると…
夕方4時過ぎに監視の方が巡回にやってきて「ここは5時には真っ暗になりますよ〜」と伝えてくれる。ついでに熊のことも聞いてみたが、今年は天候不順で餌がないせいかもう少し麓のほうに出てるとのこと。
陽が沈むのを待って星景写真の撮影開始。と同時に暗闇の中、山の上方から一ノ倉沢を強ビームで照らしながら降りてこようとする人達の存在に気づく。こんな時間に…
これはこれで大変興味深いので撮影そっちのけで観察。ライトは3つ。トップと思しき人が下方をライトで照らしルートを見つけながら先行して降り、後続の2人がそれに続く。3人目はやや遅れ気味。
トップすげー! がしかしこれは大変だなァ。テンパッてなければいいけど。
見ているワシも、こっちが一ノ倉沢だとばかり時々ライトを向けてやる。
二時間程でだいぶ降りてきたのだが、残り5分の2、写真の辺りで降り口が見当たらなくなった模様。詰んだか?
その後、ワシに対してライトが向けられ、さらにビームの点滅があったので、これはSOSかもと感じ、電波のつながるところまで道を降って警察に連絡。
確認してもらったところ、登山届が出てないらしく(一ノ倉沢の無届登山は禁止)、本人に救助依頼の確認ができないと出動できないとのこと(確かに費用の問題とかいろいろありそうだし)。
天候が晴れているのと、南陵テラス(ビバーク可)付近だということで様子見になりました。
だいぶ寒いけど、大丈夫だったんだろうか…
登山届提出、連絡手段の維持、一晩耐えれる防寒具。他人事ながらだいぶ勉強になった。
帰り際熊スプレーの安全ロックが外れているのを忘れてしまい、またまた自爆テロを起こしてしまったのは秘密です(涙