毛鉤研究会(9月)
しばらく前に修理に出していたフライス盤がようやく手元に戻ったので、作りかけのままだった改修版の仕掛巻を仕上げてTTCへ。
あまりに不出来すぎた初代ケヤキ版のほうをひっそりと作り直したものにさしかえる。
今日の研究会はゲスト講師が参加されるということで、我らがアイドル☆は☆ちゃんもやる気まんまん。なかなか楽しみなのであった。
で、まずは吉田代表がナベさんのリクエストと新会員のHさんへの毛鉤巻きレクチャー。
先週シャロムの森で魚たちからことごとく毛鉤を見切られていたワシは、講義後、代表からの「他に何か聞きたいことはありますか」という問いかけに対して、「絶対に見切られない毛鉤」をリクエスト。
「そんなもんあるかいっ!」とK隊長から突っ込まれ、全員の冷たい失笑をかう。
昨日代表もシャロムを訪れたそうであるが、オーナーから割り当てられたのは薮被り地獄のL5。ワシが訪れたときは毛鉤をうてるポイントすらなかったような… そんな中で魚を出すことが最後は逆に快感となったと聞き、あまりのドMぶりに思わず吹き出してしまった。
後半はいつもとは少し趣向を変え、鈴木さんによる水生昆虫学についての話。
昆虫の生態、分類、生息域に対して見識を広げ、釣りのベースを深くしましょう、というありがたいもの。
19世紀の毛鉤本なども見せて頂き、考え方など大変勉強になった。
昼からは皆実釣にでる。☆は☆ちゃんは早速上流まで遡行したそうである。
これはほんとに末恐ろしいな…
ワシも「くるりんぱキャスト」を習う。
大淵でいろいろ教えてもらいながら実践した結果、最後は白岩の手前に潜む岩魚を誘い出し、口を開けさせるところまでいったが、毛鉤を加える直前で痛恨の早合わせ。指南役のぺたうろさんと2人で絶叫す!
全体的に今日のTTCスタッフさんの出目調整ぶりはお見事。釣れ過ぎず釣れなさ過ぎず。
頭を使って魚と格闘した感が実に楽しかった。
帰宅後、代表からアドバイスを頂いたので、基本にかえってハックルつきの胴細毛鉤を巻いてみた。
「ゲイブ幅の1.5倍…」油断するとすぐ大きくなってしまう。
それと巻いているとハックルがとんぼの羽根のように軸と平行にならず、すぐまりものようにボール状に広がってしまいます… Orz
これこそ研究会で尋ねておく質問であったと、今さらながら思い鱒。