唐松岳のその先へ

晴れました。

今年の夏休みも昨年に引き続き唐松岳、そして今回はその先に行ってみることを計画。

できるだけ余力を残すため、ゆっくりと木道を進む。

途中八方ケルン。

小学生がいっぱいです。

八方池が見えてきた。

しかし到着するなりすぐにガスモードに。
1時間程粘ったが結局白馬岳方面は晴れず。ここの夏のリミットは午前9時くらいまでなのではないかと実感。次はもう少し早く来よう。

先を行きます。

雪渓へと続く登山道。

この辺りの登りが一番キツい。

花を撮りながらしこたま休みます。

扇雪渓。疲れたので昼食にする。
今年はだいぶ雪が少ないようです。

丸山ケルンへの急坂。

丸山ケルン到着。

晴れていれば素晴らしい景色が拝めるはず。晴れていれば。

どうしてもガスが抜けきらない。

ここから唐松山荘までずっと尾根の左側を行く。

肝心な部分がずっとガスったまま、ここでもまたまた粘り負け。


2度の鎖場(鎖を使うほどでない)を超え…

なんと14時半過ぎ。唐松山荘到着。
途中まったりし過ぎたかもしれません。

なんと不気味な…
先がよく見えず。

唐松岳からの眺めもイマイチそう。

とりあえずテント場を借り、早速テントを張ろうとすると…
あれれ? テントのフレームがない!

出てくる直前に家で新調したペグに差し替えてた時に取りこぼしたらしい。
山荘に泊まる(素泊まり6900円)と帰りのリフト(1550円)代が払えなくなるし…
嗚呼! もっと金をおろしておくんだった。
今夜の天候予想(台風通過による北風雨)だと中途半端状態ではきっと凍え死ぬぞ。

15時半、降りることを決断。山荘で補給していた水のうちペットボトル2本はそのまま手持ちに。買ったばかりの要加温水1リットルは重いのでその場で中身を捨て流す。さぁ降りるぞ。

転ぶとさらに負の連鎖が始まってしまうのでそこだけ注意します。

丸山ケルンまで戻ってくる。人気がないと妙に淋しい。

さらに扇雪渓を超えひたすら降っていくと前方に八方池が。
時計を確認したらちょうど17時。リフトの最終便は16時45分。もう間に合わない。
ただ天気が悪くなる気配もないのでちょっと安心。アミノ酸補給中。

八方池に着く頃にはすっかりもういいやねモードになり、誰もいないのはこれはこれで珍しいとばかり一人佇んでみたりする。
ここで朝まで過ごすのもありなのかなとも考えたが、強風雨を避ける場所がないのがどうにもキツそう。
台風は今夜半に太平洋を北上していくらしいので、台風の西側のここらにはきっと猛烈な北風が…

屋根のあるところまで降りることにします。金がないので八方山荘には泊まらず。

リフト乗り場前。
19時過ぎるとかなり薄暗くなったのでヘッドライトを点け、急いでフリースを着込む。昨年より標高差800m分温かいはずとはいえ、ここからの冷え込みがとても気になる。
22時過ぎから風時々突風。今夜上でテント張ってた人たちは大丈夫なんだろうか。結構猛烈な風なんだが…
ウトウトしながら時々外も見てたが結局雨は降らず。
というより今回も寒すぎて午前3時半には耐えられなくなる。上半身は問題なかったが足が冷えすぎ。冬用ズボンがもう1着必要。

台風一過の日の出。一度下界に降りて出直してきます。