再び唐松岳のその先へ

なんたる失態をおかしたことか…
吉田毛鉤の吉田代表より「チェックリストを作りしっかりと」と頂いたので、一旦家へと戻りチェックリストを作って荷物を確認し直す。
テントのフレームの他、三脚の雲台もなかったのでこちらもフォロー。どちらも今回新しくしたのが仇になってしまったようだ。直前にいろいろいじるのはろくなことがない。いじるなら本当に機能するのか再チェックすべしと自分を戒める。
防寒対策のため冬物ズボンを1枚増やし、その分レンズを1本荷物から外した。レンズ3本持ち山に登るのはどうやってもつらい。重すぎる。

あれから2日。足の筋肉痛はだいぶ回復してきた。そこは問題なさそう。今回の懸念点は今日が山の日、祝日であること。早めにテン場に着かないとテント持参しながら山荘に素泊まり、ギュウギュウ詰めで夜も眠れずってなことになってしまう。前回よりも早い6時過ぎのリフトで八方山荘前に到着すると身支度整え午前7時過ぎに出発。

7時半八方ケルンに到着。周囲がざわざわしているので麓のほうを振り返ると、なんと雲間から天に向かって竜の頭が!

不思議なこともあるもんだ。先を急ぐと…

7時40分、八方池到着。1時間程粘る。
ガスはないが、山肌も空の色もなんかイマイチ。今度は雪が残る季節に来てみよう。

今日はやはり前回より人が多いです。

これはあれか? 毒があるやつか?

ここが毎回キツい。

扇雪渓で休憩を挟んだ後、再び登り始める。

午前10時。丸山ケルンへ。だいぶへばったのでここでもしばらく休憩。

五竜岳方面。

前回よりだいぶ速くなったかも。

鎖場を2回ほど通ると…

麓を撮る。

11時半。唐松山荘到着。

早速受付でテン場も確保。まだ大丈夫な模様。山荘前の坂を下りテントを設置したところでようやくホッと一安心。
祖母谷温泉にはこのテン場を超えて下って行くようです。

昼飯を食べた後テントの中で横になっていたらいつの間にか寝入ってしまった。

目を覚ますと午後4時を回っていたので、カメラと三脚を持って唐松岳へと向かう。
途中不帰ノ嶮方面の様子をうかがう。コワッ…

唐松岳山頂へ到着すると、西方面の雲海が素晴らしかったのでそのまま日の入りを待つことにする。
午後7時までまだ2時間以上あるが…
北風が吹いているので風を避けるため頂上の南側の岩陰に隠れるように座りこむ。
南側対面には明日対峙する牛首とその先の五竜岳。じっくり観察するが、牛首の反対側の様子がよくわからない。五竜岳のトップ部分もなかなか険しそうな感じでこれは心してかからないと…

よく見ると五竜岳の真上には半月。今夜は流星群が見られるらしいのだが、あれが西空に沈みきるには最低でも後5、6時間。星空撮影は1回寝てからのほうが良さそうだ。

それにしても寒い! 防寒具をテントに置いてきてしまったのが失敗。カメラと一緒に持ってくれば良かった。

というわけで山荘前のテントにそそくさと戻り就寝。午前2時半に起床しテントから夜空を眺めてみると、結構な頻度で唐松岳に流星がおちていくのを確認! これは素晴らしい!

カメラを三脚にセットし、バルブモードで適当にシャッターをきっていると…
流れ星が写ってる! ラッキー! 明日も頑張らなくちゃ!