冬季自主トレの2 (岬攻略編)

沢講習会、堀江カップと2週連続で坊主となったワシ。
魚が恋しすぎる! これは自主トレに行くしかない、と思い立ち前夜から蝉丸の色違いやら重量違いやらいろいろ巻き始めたら明け方近くになり、一瞬の睡魔に油断したら…

奥多摩駅に12時近くに着くハメになってしまった。
次のバスまで1時間近くあるので歩いて行ってみることにする。

橋を渡り奥多摩駅から日原街道へショートカットで抜ける。

「路面凍結」「スリップ注意」

綺麗な木々をみていると気分も晴れますな。

12時27分。「大沢」の一つ手前のバス停「不老」までやってきた。ここまで来れば後少し。

最後のうねり。

遂に到着。12時34分。所要時間30分強か。案外近かったという印象。

バスを待ってたら到着が13時を超えていたはずなので、まずまずの結果だったのでは。

先週の堀江カップで苦労した「岬」(写真左側の大きな岩)。
大会では毛鉤が沈まず進退窮まったので、今日は重さ、色の違う蝉丸をいろいろ用意してきた。
蝉丸にこだわる必要はもうないのだけど…

到着すると、品川のK隊長が昼食中。途中からふるご夫妻も来場されたので4人で昼ごはん食べながら釣り会議。
食い波、白泡、岬…
K隊長の毛鉤を見せてもらいながら本日の練習課題を絞り込む。

堀江カップではK隊長は逆さ毛鉤を沈めて使ったそうだ。

最近他人の毛鉤が気になってしかたないので勉強用にと写真を撮らせてもらっていると…

なんと頂けるという! K隊長ありがとうございます!
というわけで今日用意した蝉丸軍団に仲間入り。

というわけで、堀江カップ当日あまりに釣れなさ過ぎて見てて可哀相になった(笑(K隊長談))、という岬攻略を伝授して頂くことになった。短時間で5連発と1日やって坊主の違い。これはもう攻め方が明らかに間違ってるはずなのだ。坊主続きのワシには大変ありがたい! 観音様か仏様のようである。

仕掛けを準備した後二人で岬に入る。
と、まずお待ちなさいと。
「いきなり岬に上がらない。手前の岩に腰を落とし身を潜めて。岩の下に魚がいるのは間違いないから、キャストするのはあの辺りかな。反転流もよくみて」
いきなりど真ん中にいったり、いきなりBH入れたりすると、その後が続かず苦しくなるそうだ。
これはもったいなさすぎる。切り札は最後に切ってこと切り札。ポイントも手前からいけばその奥も楽しめる。これが基本なのだな。

K隊長、ここでピシーッ、ピシーッと何回か流してみてから岬にあがるのだが…
今度は逆に座ってはいけない。この時期は特に。立ち位置にも気をつけないと全てを失ってしまう。
(詳細は東京トラウトカントリーで釣りをしながら直接ご本人に伺ってください。吉田毛鉤会、帽子に「見習中」のワッペンついてない人は猛者揃いです)

うーん。なるほど!
というわけでデモ中も2連発させながら、ではやってみて、と去っていく。これは凄いですな!

では、いざ出陣。鼻の穴を膨らませその気になりきってるワシがキャストする。
しかし毛鉤が思ったポイントに入らない。入った後もアタリが取れない。

もがき苦しむワシを見たK隊長、再び現れる。
ここ(自分の足元)を攻めるには、ラインがやや長すぎとのこと。
アタリを取りやすくする為には…と、ラインごと付け替えてくれる。
K隊長お手製のテーパーライン。つなぎ目には目印つきである。
(吉田式テーパーラインの作り方は東京トラウトカントリーで月1回開催中の毛鉤研究会に参加するか、月刊つり人2011年12月号を参照してくださいとのこと)

「水面が見えなくてもこのラインの目印みてれば、アタリも取りやすい」と。
これもいい! 手感以外アタリの取れないワシにはぴったりの戦術である。
「後はスレてきたと感じたところでこまめに毛鉤をローテーション」

いける! いけそうだ!

気を引き締めなおし岬からキャストすると…

結果5連発といかないまでも1時半からの3時間で5匹。
「ボクニモ弾ケタ」ならぬ「ワシニモ釣レタ」。

5匹全て下顎にかかっていたのも面白い現象(今までは8割方喉奥)。
まだまだバレも多いが岬の攻略、雲間から一筋の光が見えた、そんな気がしてきた1日。

残89匹の停滞状態から一気に5匹減って84匹。

品川のK隊長、スタッフEさん
一日おつきあい頂きありがとうございました。