シャロムの森(リベンジ)

先週は好天で絶好であったにも関わらずのんびりやり過ぎたせいか結局1尾も釣れず終いであったので、気を改めて再度シャロムの森へ。
中間台風があったのでギリギリだった水況もよくなっているのではないかと期待。
林道から水面を覗くと、魚影が走る。ものは試しにと手を振ってみるとさらに4、5尾走った。これならまず大丈夫なんではないか?
早速、雨の中川辺に降りて遡行開始。
毛鉤はこの1週間で巻き加えた茶剣羽根焦茶ゼンマイ胴の#22。
先週眺めていた感じでは魚たちが小さいもんばかり食っておったので、こいつで瀬の中をカラカラと転がすのだ。
吉田代表やK隊長からも、トロ場にもドライにもこだわるなと檄を頂戴したので、今日はなかなかに気合いが入った釣りモードになっております。

とはいえ、日頃より鍛えられているここの魚たちもそんなに甘い姿勢を見せるはずもなく、人の気配、ラインの気配を感じ取るや否や、凄い勢いで上流へと逃げていく。
普段の撮影比重8割の釣りと違い、単独のガチ釣りモードの場合、釣れない状態が続くと、精神力をモロに削られてしまう。
釣行開始から1時間、雨も本降り。このままではまずかろうということで雨具準備も兼ねて、ここで一度休憩を取る。

ところがこの雨で水面へのプレッシャーが緩んだのか、この後急に確変モードに。

岩の背後の見えない上流側をしつこく流してみたところ…
岩魚! なんとも久しぶりに拝めたこの姿。

2尾目。

山女魚もきた。

これは昼までに5尾いけてしまうんではないかと淡い期待も膨らんできてしまったそんな矢先、枝掛けで毛鉤ロスト。
毛鉤交換にも時間がかかっているうちに確変タイムが終了。雨がやみ、青空が広がり始めます。

結局雨中でしか釣れんてことは、まだまだアプローチや気配の殺し方が甘いんだろうな…
といろいろと唸りながら、昼食休憩に。
今回はレンズも1本に減らしてみました。

午後はビーズヘッドを使ってL4へと攻め入っていくも、撃沈。
ビーズヘッドも代表やM男さんが使ってたようなもう少し小さ目のを巻いてこないとダメかも。

また準備してこよう。

林道を入渓点まで戻りつつ…

川面を確認。こういう所はアプローチが限りなく難しい。

車止めまで戻った所で、丁度下から釣り上がってきた釣り人が一尾あげているところを拝見する。
ラインもフライロッドから30cm程度しか出さず、小刻みにフォルスキャストしてからシュート。年季が入っとりますなぁ。
毛鉤も見せてもらったのだが、ブナムシに近い型の#14。黒のバックフロート材をトビケラのシルエット型に加工して背中にはドライウィングの目印。
この人も先週も来たらしく…てことは、ワシが貸切状態で入った日曜日の前日に1人で入っていたのはこの人であったか。

世の中には似たような人がいるもんですなぁと笑いながら、水沼温泉へと向かったのでありました。